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日本とイタリアの習慣の違い 12

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    VITTORIA(勝利)の言葉はタブー

    冬季オリンピックの日本人選手インタヴューを見る機会が多いのですが、有力選手は皆、金メダルを目指すと勢いのいいことを話している(話させられている?)のが目立ちます。

    イタリアでは、勝利とか金メダルは試合前には絶対口にしてはならない言葉です。口にしたら運が逃げていくと信じていて、言葉に出したら縁起が悪いと思っていますので、「全力を尽くす」とか「幸運を信じている」などと答えています。

    日本では常に元気よく楽観的?に勝利やメダルの予測を軽々しく口にしてしまいますし、マスコミも超楽観主義で予測していますが、イタリアではマスコミも本人も悲観主義に徹しているようで勝利の言葉は最後までタブーです。期待されている選手に「VITTORIA」勝利の言葉は軽々しく使って話しかけてはいけないほどです。

    威勢のいい方が日本では好まれているようで、マスコミも冷静な判断を客観的に伝えることよりお祭り気分をもりあげることに重点を置いているように見えます。

    しかし、イタリアではジャーナリストは選手のポジティブな面も伝えますがネガティブの面、またライバルの実力などを正確に伝えることがプロのジャーナリズムと信じていますので大変厳しい論評も常に見受けられます。それだけにスポーツジャーナリズムの質と信頼は日本よりも高いように見えます。

    2002年、イタリアサッカー協会のオフィシャルコーディネーターを務めたことがあるのですが、ナショナルチームのスタッフは絶対に軽々しい予測を口にしませんでした。「毎回、準決勝まで残るのが我々の目標ですが、それさえも難しい」というのが常に聞かれる答えです。

    ザッケローニ監督の過去の試合前のインタビューで「勝利」の言葉を見つけることは不可能ですので確かめてください。

    とにかく、この悲観論?でイタリアはワールドカップ4回優勝を果たしています。

    アキ

     


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